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遠慮と職種の壁はない。提供価値を信じ、最大出力を発揮できる新規事業開発現場。

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今回は、サイトの表示速度を飛躍的に改善するサービス「Repro Booster」の開発を手がける3名を招いた。ビジネスと開発の協働、今だから話せるリリース前の裏話など、リアルな新規事業開発現場の様子を垣間見ることができた。

プロフィール

・フォックス/Fox(写真:左) ソフトウェアエンジニア/ユニットリーダー
プロダクトマネジメント、一部開発を行う。

・杉浦(写真:中) ソフトウェアエンジニア
開発、インフラ面の対応を行う。

・新堂(写真:右) ソフトウェアエンジニア
開発、データ収集〜活用の対応を行う。

Webサイトの表示速度を改善「Repro Booster」

–「Repro Booster」の特徴を教えてください。

新堂:「Repro Booster」は特許取得の独自技術でWebサイトの表示速度を飛躍的に改善するサービスです。表示速度の改善は、「ページの先読み」「画像の自動軽量化」によって可能になります。

特徴の一つ目は、導入時に手間と時間が不要である点です。タグを入れるだけで、その日からサイトの表示速度を向上できます。サイト表示速度を向上させる方法は他にもありますが、外部からのアプローチとしては最も早く、効果的な方法といえます。

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–「Repro Booster」が導入されたサイトを利用するユーザーにとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。

Fox:サイトを訪れた際、画像の表示に時間がかかる…重くてページが先に進まない…という場面があると思います。サイトを見ている人は、それを待ってはくれません。表示に時間がかかっている間に離脱してしまいます。こうしたケースがいくつも起きているとしたら、大きな機会損失です。

「Repro Booster」によってサイトの表示速度を上げることで、サイトを訪れた人に対してスムーズな利用・購入体験を提供することができます。結果的にエンゲージメントの向上に繋がります。

営業、開発…職種の垣根を越えたプロダクトチーム

–「Repro Booster」の開発経緯を教えてください。

Fox:約5年前、「先読み」というアイデア自体に関心が寄せられ始めた時期がありました。ユーザーが次にクリックするリンクを予測し、リンク先を先読みするというものです。先読み技術を取り入れているサイトを分析してみて、Repro Webの機能として組み込んで「導入したサイトを速くする」ことができたら面白いんじゃないかと思っていました。

具体的に動き始めたきっかけは、当時開発組織の部門長も兼任していた役員の中澤の言葉でした。開発組織の全体会議で「現状の延長線上ではなく、想定外の付加価値を実現できる方法があれば教えてほしい」と話していたのを聞き、チャットで自分のアイデアを提案してみたところ興味を持ってくれました。その後、経営会議にプロトタイプを持ち込んでみたところ、経営陣からも将来性を期待され、本格的な開発に進みました。

私自身は別の開発業務を行いつつ、業務委託の方に手伝っていただきながら2名体制でスタート。全体設計がまとまり、開発チームが必要になったタイミングで杉浦、新堂にオファーをして加わってもらいました。

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–「Repro Booster」の開発過程の中で印象に残っているシーンはありますか。

Fox:今ではタグを入れるだけでサイト表示速度が変わるという変化を実現できていますが、当初は想定していた通りに開発を行ってもうまく効果が表れませんでした。焦りましたが、新堂さんが「Boosterのことは自分に任せてください!!(キリッ)」と言ってくれたのを覚えています。

新堂:そんなこともありましたね...!印象に残っているシーンがあるとすれば、同じ時期が思い浮かびます。

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その頃私自身は、開発組織の中でもっとバリューを発揮できる方法があるはずだと思いつつ、探っている最中でした。「この課題は(自分にとっても)チャンスだ」と捉え、この場面を任せてほしいと伝えました。その時点で具体的なアイデアを持っていたわけではないですが、「このプロダクトの価値を絶対に届けたい」「(そのために)この場面を乗り越えたい」という思いでした。

Fox:当事者意識と責任感を感じ、心強かったです。

新堂:振り返ってみると、このチームで「Repro Booster」の開発に取り組むようになってから一層熱量を持って仕事に打ち込めていると思います。

–「Repro Booster」の開発に携わるなかで、やりがいや面白さを感じることはありますか。

杉浦:開発とビジネスの分断はよくある課題ですが、Boosterでは開発サイドとビジネスサイドが分断されておらず、互いにコミュニケーションをとりながら進めています。同じミーティングに出席し、フィードバックをしあい、決定されたことはクイックにそれぞれの担当分野に反映していきます。

ミーティングを通して交わされる意見、情報の中にはその都度学びや気づきがあります。また、熱量を持って一つのプロダクトを作りあげているお互いの存在を感じられることで、励みや刺激にもなっています。

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新堂:サイトの表示速度を上げる方法がいくつかある中でも、導入方法や効果などを総合的にみると、「Repro Booster」が顧客に提供できる価値が大きいことは明らかです。エンドユーザーへの価値を信じて取り組めている環境にやりがいを感じています。

杉浦:広範囲な知識が必要とされるため、自分のこれまでの経験から得た知識を広く発揮できる実感と新しい知識を得られる過程に対してやりがいを感じます。速度の変化を数字でみつつ、検証しながら進められることで得られる気づきも多くあります。

一人のインパクトが大きく反映される環境で挑戦できる

–今後を見据え、2024年に着手したいことはありますか。

杉浦:現在はシステム基盤の移行を目指した開発を行っており、その後は機能のブラッシュアップをし、さらなるサイトスピードの高速化が実現できるよう取り組んでいきます。定期的に送付している利用企業向けレポートに関しても、利用企業側で参照、把握できるようにしていく予定です。

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Fox:「Repro Booster」は技術的な観点での面白さが詰まっているだけでなく、世の中に提供できる価値を考えてもやりがいを得られる事業です。最終的には表示速度を上げるだけではなく、通信や電力など社会インフラの最適化など、大きなインパクトのある事業/製品を目指せるポテンシャルがあるものだと考えています。

–目標・ビジョンの実現のために、今後どのようなメンバーと働きたいですか。また、どのような方が向いている職場ですか。

新堂:開発にあたっては、WEBに関する深い知識が求められます。興味、関心がある方であれば熱量を持って取り組める環境だといえます。ビジネスサイドとのコミュニケーションを通して、積極的に視点や意見を提供しようとする姿勢がある方にとっても面白い職場だと思います。

自分の色を出せるほど一人の裁量が大きく、エキサイティングで面白い環境であることは保証できますよ。

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杉浦:幅広い技術を用いるため、ブラウザからインフラまで多面的に知識、経験を得ることができます。その上、関わるエンジニアのやりたいことや個性も発揮できるフェーズです。そうした環境を求めている方には最適です。

Fox:改めて振り返ると、一人でも欠けていたらここまで到達できませんでした。チーム人数はまだ少なく、誰ひとり替えが効かない状況です。「属人的」と捉えればネガティブに伝わる側面があるかもしれませんが、一方で関わる一人ひとりのインパクトが大きく反映される環境、裁量のある仕事ができる環境であるともいえます。

この環境に対して前向きに挑戦できる方がいれば、ぜひ一緒に「Repro Booster」の開発と世界観の実現に取り組んでみませんか?

企画・取材・執筆=株式会社ユニーク
写真=Akiko Kawada

2024.04.01
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