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PdMは「超高機能役の橋渡し部隊」?非エンジニア・他業界から転職した阿南が語るその理由とは

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非エンジニア、他業界からの入社にも関わらず、PdM(プロダクトマネージャー)として高い熱意を持って活躍する阿南。PdMというポジションは専門の勉強会が頻繁に開かれるほど、企業によっても職域が異なり役割を定義するのが難しい。今回はそんなPdMの仕事内容と面白みについて語ってもらった。

世界と勝負するプロダクトを作る。その戦略と熱量

――Reproにジョインしたのはなぜですか?

これはシンプルに、国内外に多数あるデジタルマーケティングツールのなかで、「世界と本気で勝負するためのプロダクトをつくろう」という想いを強く感じられたのがReproだったからです。 以前在籍していた保険系のシステム会社では、ウォーターフォール開発のPM(プロジェクトマネージャー)をしていたこともあって、プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー領域にはもともと興味をもっていたんですよね。そこから縁あって入社したリクルートでは、新規事業や新サービスの業務設計、サービス開発など、ビジネスサイドでプロダクト制作からグロースのために必要なことを何でもやる。そんなポジションでした(笑)。

その後家庭の都合もあって、市役所に勤務することになったんです。 とはいえ、「スピード感のある環境で、ICTの世界に深く関わりながらプロダクトを作り、それを広めていく仕事をしたい」、「日本国内ではなく”世界”目線でプロダクトを作りたい」という想いが諦めきれず、いろいろな会社を見はじめていたときに出会ったのがReproでした。 プロダクトを育てるというのは、自分にとって十分やりがいのある日々を過ごすために重要な要素だったんです。

――「世界」目線にそこまでこだわった理由は?

これまで携わっていたプロダクトは、国内市場で売り切ることを前提としているものが多く、市場自体の先細りが予想されました。また、いざ海外進出をすると全く売れないというケースが大半だったこともあり、初めから海外で売ることを目的にプロダクトを作る必要性を強く感じていました。

自身のキャリアを踏まえても、30代後半のタイミングで大きく方向転換するにはラストチャンスかな?というか、今回の転職から5年間が勝負になるな、というイメージも。 そういったことを考えていると、やっぱり一度は世界を意識したプロダクトを作る仕事や、海外での実務経験を積んでおきたかったんです。そのチャンスがありそうな企業を転職先に選んでいました。

ただ、海外進出を目標に掲げているいくつかの会社に聞いたのですが、進出の計画やロードマップはどれも曖昧なものばかり。 たとえ海外に拠点があったとしても、日本国内でやっていることはプロダクト開発ではなく、海外でリリースしたプロダクトのローカライズや、マーケティング活動のみだったり。それは自分が望む「プロダクト開発」とは程遠いものでした。

そのようなタイミングで、エージェントから紹介を受けたのがReproだったんです。

衝撃的でしたね。面談当時はまだ海外拠点自体はなかったのですが(2019年6月にシンガポールに子会社設立)、VPoEの三木が海外進出に関する具体的な戦略・スケジュールをとても楽しそうに、熱く語っていたのが印象的で。Reproという会社・サービスをより大きいものにしていくことで、より広く、多くの人に使ってもらいたい、「世界規模のプロダクト」にしていきたいという熱量がとにかく高くて(笑)。これまでお話を伺った企業のなかで最も強く海外進出に対する熱意を感じたんですよね。

他の役員との面談でも、皆が皆熱量を持っている。これは面白い。本気で世界に勝負を仕掛けようとしている会社だと確信し、自分もこの方々と共に同じステージで戦いたい。そう思い、Reproで働くことを決意しました。

ただ、スタートアップという環境。家族にはとても不安を与えることになる。 当たり前ですが、妻からすれば聞いたこともない会社であり、リクルートや役所に比べると不安定です。さらにフレックスとはいえコミットも長くなるであろうことから、家庭とのバランスをどう作っていくのかも悩みました。そういった不安に対してRepro側がビデオチャットで直接妻からの質問に答えてくれたこともあり、最後は家族の後押しも得られたのも嬉しかったですね。

実際にReproの管理画面を見せてもらった時、「すごいな!」と純粋に思えたことも、ジョインの決め手になりました。アプリ開発といえば、たとえ小規模改修であっても相当なコストがかかるイメージを持っていたので。管理画面の設定一つでアプリ上にメッセージが表示できたり、アプリ上のユーザーアクションを録画できたりと、非エンジニアでも簡単に扱える点がとても衝撃的でした。

スピード感のある仕事のカギは、発言しやすいフラットな関係

――入社されて約1年、実際に働いてみてReproにはどのような特徴があると感じますか?

意思決定がとても速く、組織の動きにスピード感がありますね。 これまで経験した職場では組織の意思決定に時間がかかっていまして。慎重であることはメリットも大きいものの、新機能開発の面ではプロダクトへの最終反映が遅れてしまうことなど、少し苛立ちを感じることも。その反面、Reproでは組織における冗長な承認プロセスが避けられますし、小さなブレストで出てきたものであっても、いいものはすぐに取り入れて改善していくなど、より良いプロダクト作りに注力できる環境だと感じますね。

――その他、スピード感を担保するために、組織として大事にしているポイントはありますか?

いい意味でフラット、そして職種関係なくきちんと発言するメンバーが集まっているところですかね。Reproではエンジニアでも積極的に発言する方がほとんどで驚きました。

昔僕がいた会社がそうだっただけかもしれませんが、ビジネスサイドの意向が重視され、営業の発言力が強い印象でした。その分、プロダクトサイドはどこか従属的になるシーンが多く。エンジニアが強く出られるのも、年間MVPの授賞式などの特定の場に限られていたんですよね。その点、Reproではエンジニアが臆せず発言していて、いい議論が生まれていることは勿論のこと、結果としてビジネスサイドとも近い距離感で仕事ができているので、とても働きやすいと感じています。

――臆せず発言するエンジニアが多いのはなぜだと思いますか?

多分そういったパーソナリティの方を採用しているということもあるでしょうが、カルチャーの影響が大きいと思いますね。

Reproには「Repro Way」という創業当初から大切にしている3つの価値観があり、そのなかには”Talk Straight”があります。これは、立場に関係なく自分の考えたこと、正しいと思うことを、しっかり発信すること を組織として推奨するものです。何かを決める際に水面下で根回するといったことは一切しませんし、オンラインでもSlack上で感じたこと率直に言い合っています。大切なことがあればしっかりと討論すべき、ということが文化としてかなり浸透しています。何か問題が起きた時、お互いの課題解決の方法が違う場合は前に進みにくいですが、とことん話し合うという考えが浸透しているので、無駄なプロセスがなくフラットに解決に取り組めるのは、とても居心地が良いです。

心理的安全性が担保されていること も大きいかもしれません。Reproにはさまざまな経歴や専門分野を持つ、とにかく個性的なメンバーが集まっています。そういったメンバーそれぞれがのびのびと働けているのは、純粋にすごい組織だなと。

エンジニア部署でいえば、働きやすい環境を当時VPoEの三木が率先して作っていましたし、他のエンジニアも良い文化つくろうと、意識して行動しているように感じますね。

Sprint Planning(タスクのサインナップ)の様子
Sprint Planning(タスクのサインナップ)の様子

PdMは「超高機能役の橋渡し部隊」。その正体とは?

――PdMは会社によっても職域が異なると聞きました。Reproのケースとして、阿南さん(PdM)の実務内容を知りたいです。

それ、難しい質問ですね(笑)自分もまだ定義しきれていないのですが、ReproにおけるPdMの仕事内容は、大きく次の3つです。

① :ユーザーが必要とする機能を設計すること

② :設計通りの機能がリリースされるように開発チームと連携すること

③ :リリースした機能の情報を社内外に発信し、各部署と連携すること

Repro入社時に、PO(プロダクトオーナー)の林がいっていたのですが、PdMはいわば「超高機能役の橋渡し部隊」なんです。

――「超高機能役」……?

そうなりますよね(笑)「超高機能役」というのは、何かに特化して優れているという意味ではなく、何にでも使える、守備範囲の広い何でも屋さん ということです。ビジネスサイド、エンジニアサイド両方の知識を持った上で、その両者とユーザーの三者間の橋渡しをする。その上で、良いプロダクトを作るために、他にできることはないかと常に考える。そのためにできることは何でもやる役割というとイメージしやすいかもしれません。

例えば、Reproには社内外から相当な数の要望が集まっています。とはいえ、全ての要望に対応することはリソース的にもプロダクト設計思想的にも難しい。そういった状況下でユーザーの真のニーズを探りつつ要望を精査し、クリティカルなものや頻繁に挙げられるものなどを指標に優先順位を判断、何をいつまでに作るかを示すロードマップへの落とし込む。ここまでしても、リリースするまではユーザーの反応はわからないですし、実際の成果も計測できません。そういった不確定要素があるなか、PdMはこれから開発する製品を設計する大きな意思決定をしなくてはいけない。

常に判断を求められるプレッシャーの大きい立場です。強い意志と自信を持ってやり切るためにも、プロダクトに関する入念な事前調査や情報収集を怠らず、自社の開発の歴史も含め、開発に関わるさまざまな知識を持っていることが重要かなと。ほんと大変です。ただ、その分やりがいや、プロダクトを作っている感覚もあって楽しいですね。

――そのようなリサーチも阿南さんが行っているのですか?

はい。企業によってはUXリサーチャーといった職種の方が行っているケースもありますが、担当になった機能に関しては僕がメインで行っていることが多いです。

機能開発の参考になるサイトを調査し、いくつかのパターンが出せたら、Reproのユーザーのことを考え、最も優先すべきメインのユースケースは何か、外せるものはないか、といった検討を進め、優先順位と取捨選択を行います。完了後、仕様にまとめ、実際の開発に入っていくという流れですね。この要件をまとめるタイミングでも、これまでの開発における自社や技術的な制約もあるので、社内のエンジニアとコミュニケーションをとりながら十分に情報を収集してから、適切な判断ができるよう心がけてます。

その内容をもとにユーザーと話し合い、デザインや仕様をまとめる。この流れを繰り返すことでブラッシュアップしていきます。大きな仕様の場合、その後にユーザーテストをすることもありますね。

一番難しいのは「何を優先するか」

――開発に入る前段階に全てが決まるといっても過言ではないですね。

何を優先するかの判断は一番難しく、きついところです。判断を間違うことで、開発までかなりの時間を要したにも関わらず、その機能をユーザーが全く使わない状況などが怖いですね。かといって、検討することが多くなり判断に時間をかけすぎて、ユーザーに新機能を届けるタイミングが遅くなってもいけない。

また、この世界は技術の進歩がとても早いので、競合他社が似たような機能を出した後にリリースすることになると、二番煎じ感が出るのも辛いことです。入念なリサーチに基づいて判断する必要があるとともに判断自体のスピードも大事です。その塩梅がとても難しい。

――具体的には、その「塩梅」をどうやってつけているのでしょうか?

まずは、決断する期限を決めることです。その期限までに有識者やユーザーにユースケースやUI/UXの使用感など、ヒアリングできることはできる限り聞いて、少しでも「確からしい答え」に近づけていきます。特に難しい判断は、本当にユーザーが必要とする機能を実装しつつ、不要な機能を削ぎ落とす判断ですね。これが死ぬほど難しい。 ここの判断に関しては、より精度を高めていけるようにインプット・アウトプットを繰り返す日々です。

リモートワークでも工夫次第でアナログツールが使える

――リモートメンバーも多いですが、PdMとしてどのようなことに気をつけていますか?

基本的なことですが、メンバーに頻繁に声をかけることを意識しています。あとは最近になって進捗管理の方法をTrelloからホワイトボードに戻したりもしました。Trelloは手軽に使えて便利なツールではあるものの、タスク量の感覚がわからなくなり、進捗に関するコミュニケーションが難しいことが何度もありました。その点、ホワイトボードであればタスク量が可視化されて開発サイクルを回す上で合っているなと。

ただ、ホワイトボードはリモートとの相性が悪いところもあるので、カメラでホワイトボードを写すなど工夫もしていますが、難しいところですね。 大前提、チームメンバーの共通認識がとれることが何よりも重要になるため、リアルタイムで反映しなくても良いものは、例えば、誰かが出社した時にホワイトボードの付箋の位置を動かしてもらうように依頼するなどの、小さな工夫を積み重ねています。

フレキシブルで働きやすい環境を保っていきたいので、メンバーそれぞれアイデアを出し合って、引き続き皆がリモートで働ける環境を維持したいですね。リモートワークができるのは子どもがいる僕にとってもありがたいですし。

大きなホワイトボードで進捗管理を行っている
大きなホワイトボードで進捗管理を行っている

求められるのは多様な専門知識のアップデート

――PdMにはどのような資質が必要だと思いますか?

共にプロダクトを作るエンジニアサイドの知識は、日に日に変わっていくものなので、その都度インプットすることが必須です。エンジニア以外にも、UXデザイナーやCS、セールス、ユーザーと、多様な立場の方と関わっていくため、エンジニアの知識に加え、ビジネスサイドの業務知識や実際にプロダクトを運用するユーザーへの理解まで必要な知識は多岐にわたります。

デジタルマーケティングの業界自体についても、常にキャッチアップしなければなりません。こういったインプットの蓄積とアップデートをし続け、多方面と適切にコミュニケーションする力が求められます。

また、自社のプロダクトを作ってきた歴史的な経緯や成功・失敗体験など、これまで紡いできたものをきちんと把握していないと、要望に対して的確な判断ができないこともあります。とはいえ、エンジニアであってもこれら全てを知っている方はほぼいないと思うので、要望に対応する際には詳しい人に都度ヒアリングしながら、少しずつ自社の経験知もストックしていけるよう心がけています。

あとはそもそも論にもなるのですが、「PdMはどういうことをするものか?」という情報も定期的なアップデートが必要です。会社によって、PdMのやっていることがかなり違うので、勉強会やカンファレンスに出て他社のPdMの業務内容に関して意見交換する、人脈を作って学ぶなどして情報を得るようにしています。

PdMになってから「わかったふりをしない」という基本的なことがいかに重要かを改めて感じます。僕も今年36歳。なかなかいい歳になってきましたが、いくつになってもわかったふりをせず、わからないことは臆せず聞くスタンスを貫いていきたいですね。

作ることに熱狂する。本気になる

――最後に、Reproで働くことの魅力とこれからのメンバーに向けてメッセージをお願いします。

Reproにはエンジニアとのコミュニケーションが密にとれる環境や文化があります。僕は非エンジニアなので、エンジニアサイドとして共に仕事をすることで、開発やエンジニアの知識がインプットできることが魅力ですね。

ユーザーにとってより価値のあるプロダクトにするため、できるだけ短い期間で機能リリースすることを“チームとして”実現することを目標にしています。「自分はこれだけやっていればいいや」といった考えは通用せず、自然と一人ひとりの仕事の領域が広くなります。業務も増えますし、簡単ではありませんが、同じ理想を持ったメンバーと共に高みを目指していける環境です。

業界としても新しい技術やプロダクトが出てくるサイクルがとても速いため、常にアンテナを張って学習し、経験を積んで自ら成長していく必要があります。よって、現状を打破したい、もっと成長したいと思っている方とは親和性が高い会社 だと思います。

だんだんと大きくなってきたものの、Reproはまだまだベンチャー。決まっていないことに対して「決まってないからできません」ではなく、それを自ら決めにいく、ボールを取るようなスタンス、当事者意識や巻き込む力が求められます。

プロダクトを作ることに熱狂する。本気になる。「より良いものを作ってやる」「世界を相手に本気で勝ちたい」といった強い意識を持って、プロアクティブな行動を楽しめる方 にぜひ仲間になっていただきたいです。

2019.11.20
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